司法書士法人 貝原事務所(沼津市の司法書士)

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異順位相続人間での相続分の譲渡

1.先例

平成30年3月16日付け民二第136号民事局民事第二課長回答

 

2.先例解説

登記研究848・160頁

 

3.要するに

(1)

遺産の分割は相続開始のときに遡って効力を生じる。

(2)

にもかかわらず、遺産分割協議までの間に行われた相続分の譲渡を公示することは、実体上は存在しないはずの物権変動を公示することとなり、そのような登記は不要。

(3)

さらに、数次相続が生じていた場合、中間の相続が単独となっていれば、各次の相続登記を別個に行う必要はない。

 

 

4.遺産共有の状態で登記をしたいとき

平成4年3月18日付民三第1404号民事局民事第三課長回答

(1)

遺産分割の協議を経ていない以上は、法定相続分をまずは登記すべき。

(2)

そのうえで、相続分の譲渡につき登記をおこなう。