司法書士法人 貝原事務所(沼津市の司法書士)

司法書士法人 貝原事務所(沼津市の司法書士)のブログです。業務に関連する話題はもちろん、それ以外の話題でも、関心を持った範囲で投稿してまいります。

本ブログに記載する情報(とくに法律・登記関係)の利用については、あくまで参考としてご活用ください。
弊所が情報の完全性を保証するものではありませんのでご留意ください。

 

廃家・養子縁組・家督相続

1.はじめに

戸籍を確認している中で、つぎのような記載に出くわしました。

 

(1)明治○○年○○月○○日 戸主が養子縁組

(2)大正○○年○○月○○日 戸主が廃家届

(3)同日 家督相続人の指定による家督相続

 

結論としては、よくわからなかったのですが、関係する単語について確認。

 

 

2.廃家とは

戸主が他家に入るため、その家を戸主の意思により消滅させること。家の消滅により、戸主の戸主権も絶対的に消滅する。

【参照】絶家

戸主を失い、かつ家督相続人がいないため家が自然に消滅。

【参照】隠居

戸主権は相対的に消滅し、継承者たる家督相続人に移転する。

 

 

3.廃家の要件

家を新たに設立した場合の戸主については制限なし。

家督相続によって戸主となった場合、裁判所の許可が必要。

(細かいところは省略)

 

 

4.廃家の効力の発生

「(1)廃家届+(2)戸主の他家入籍」が必要。必ずしも同時に申請すべきとはされていなかった。廃家者の家族は、戸主が入籍した他家に自動的に入籍する。

 

 

5.戸主が養子となる養子縁組

養子となる者は通常「家族」であるが、戸主も隠居後または廃家をすればOK。

 

 

6.指定家督相続とは

法定の推定家督相続人がいないときに、被相続人が特定の者を指定できるもの。

指定の効力は、第一順位の家督相続人がなく、死亡または隠居により家督相続が開始した場合にのみ効力を生じる。

 

 

【上記事例について】

(2)の廃家と、(3)の家督相続が、絶対的に矛盾している気が。。。

ちなみに戸主以外の親族については、戸籍を追いかけていないため、養子となった戸主についていったのか、新たな家督相続人についていったのか不明。