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司法書士法人 貝原事務所(沼津市の司法書士)

司法書士法人 貝原事務所(沼津市の司法書士)のブログです。業務に関連する話題はもちろん、それ以外の話題でも、関心を持った範囲で投稿してまいります。

本ブログに記載する情報(とくに法律・登記関係)の利用については、あくまで参考としてご活用ください。
弊所が情報の完全性を保証するものではありませんのでご留意ください。

 

全国初。知事裁定による耕作放棄地への利用権設定。

全国初。知事裁定による耕作放棄地への利用権設定

 

 

1.全国初。知事裁定による耕作放棄地への利用権設定

大々的に報道されているのかと思いきや、該当記事を見つけることができず。

利用権設定前の公示の段階で記事になっていたからでしょうか。

 

 

制度について確認した、弊所ブログの記事はこちら。 

o-kai-up-to-date.hatenablog.com

  

 

2.あらためて制度概要

だいぶ簡略化してまとめると、つぎのとおり(わかりやすさ優先のため、一部語句が不正確です。)。

末尾に記載の数字は農地法の条文番号。

 

(1)前提状況

① 所有者を確知できない農地が存在

② その農地を活用すれば、周辺の農地とあわせて、有効な活用が期待できる。

③ しかしながら、所有者がわからないので交渉しようもない・・・。

 

(2)農業委員会による公示

この公示の日から起算して6カ月以内に、所有者は農業委員会に申出をしなければならない(32Ⅲ)。

 

(3)農業委員会から農地中間管理機構への通知

所有者からの上記申出がない場合には、農地中間管理機構へ通知(43Ⅰ)。

農地中間管理機構とは、耕作放棄地等を借り受け、意欲のある農業者に農地を貸しつけることを目的とする公的な機関(農地中間管理事業の推進に関する法律を参照)。

 

(4)農地中間管理機構は、県知事に対し、利用権設定に関し裁定を申請

農地中間管理機構は、当該農地について、活用を推進すべきと判断すれば、県知事に際して農地中間管理機構のための利用権設定を認めるよう申請をすることができる(43Ⅰ)。

 

(5)県知事が裁定を行い公告

県知事が、利用権設定の相当性・必要性を検討し、裁定をくだす。裁定の内容に従って、農地中間管理機構に利用権が与えられる(43Ⅱによる39)。

 

(6)農地中間管理機構から耕作希望者への貸し出し

農地中間管理機構は、設定された利用権を、耕作希望者に貸し出し、耕作希望者は取得した利用権に基づいて、当該農地を耕作する。

 

 

というわけで、今回利用設定がされた農地は、適格な耕作希望者に対して貸し出され、農地として活用されることとなります。

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司法書士法人 貝原事務所
(しほうしょしほうじん かいばらじむしょ)

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若葉町事務所:静岡県沼津市若葉町17-28
事務所HP :http://www.office-kaibara.com/index.html


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