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司法書士法人 貝原事務所(沼津市の司法書士)

司法書士法人 貝原事務所(沼津市の司法書士)のブログです。業務に関連する話題はもちろん、それ以外の話題でも、関心を持った範囲で投稿してまいります。

本ブログに記載する情報(とくに法律・登記関係)の利用については、あくまで参考としてご活用ください。
弊所が情報の完全性を保証するものではありませんのでご留意ください。

 

親の監督責任に関する最高裁判決

民法は、責任能力に欠ける子供などが事故を起こした場合には、監督義務者(多くの場合には両親)が賠償責任を負うと定めています。

 

民法

第七百十四条  (・・・)責任無能力者がその責任を負わない場合において、その責任無能力者を監督する法定の義務を負う者は、その責任無能力者が第三者に加えた損害を賠償する責任を負う。ただし、監督義務者がその義務を怠らなかったとき、又はその義務を怠らなくても損害が生ずべきであったときは、この限りでない。

 

ポイントは、その「ただし~」以下ですが、実際の裁判例では、被害者救済の視点から「義務を怠っていないと認定されるケース」を非常に狭く解釈してきました。

 

結果として、監督者(多くの場合には両親)の責任が広く認められてきたわけですが、今回の判決では、監督義務の認定に制限を設け「監督義務者としての義務を怠らなかった」と評価した点が特徴的であると言えます。

 

http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/032/085032_hanrei.pdf

最高裁判所HP。直接に判決文が開きます。)

 

簡単ではありますが上記判決文には事故の状況なども載っているので、是非ご一読してみてはいかがでしょうか。